2025/01/06 13:50
アナログレコードを聞く上で重要なこと。
針圧調整も重要ですが、もうひとつ重要なこと、それはオーバーハングゲージを使っての、トラッキングエラーの調整です。
これをやっておかないと、LPレコードの途中で音に力がなくなったり、カートリッジは最後までLPレコードを機嫌よくトレースしてくれません。
小生が使っているトーンアームは9インチですので、9インチ用のオーバーハングゲージを使います。
これ、あらいぐま堂でも売っていたらいいのですが、残念ながら売っていません(^^;。
amazonなどで「オーバーハングゲージ」で検索すると、色々出てきます。
形の全然違うものも出てきますので、そこは自分がどれがいいか判断してください。
画像の右側の2か所の黒い中心点を使います。
まず、外側
画像ではスタイラス(針ですね)を浮かしてますが、実際はゲージに着地させてカートリッジの正面がゲージの線に平行に合っているか、角度を調整します。
カートリッジをヘッドシェルに取り付けるネジとナットを少し緩めておきます。
かなり細かな作業ですので、気を付けてくださいね。
次に内側
同じように調整します。
カートリッジをアームから取り外して、位置決めしたネジとナットを締めてやります。
無茶苦茶力を入れ過ぎると、ネジの位置が変わったりしますので要注意。
これだけの作業で、おそらく今までLPレコードの再生でノイズっぽかった方はノイズが軽減、途中でふにゃふにゃあれれ...になってしまっていた音が、LPレコードの最後まで機嫌よく鳴ってくれます。
むろん、前のブログ
で書きました通り、ターンテーブルマットの選択も大切になりますが。